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知って納得!肥料の基礎知識

肥料の基礎知識

 肥料を購入する際に、袋に「8-8-8」や「3-8-8」など数字が記載されていますが何の数字を表しているかご存じですか?

 その数字は、肥料に含まれるチッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の%を表しています。8-8-8の場合、肥料にチッ素8%、リン酸8%、カリ8%が含まれています。

肥料に含まれる3大栄養素

チッ素(N) 葉、茎の生育を促進します。しかし、促進過剰になると花や実が付かなくなります。
リン酸(P) 開花、結実を促進します。
カリ(K) 根の発育を促進し、病害虫や寒さに対する抵抗力をつけます。
JA町田市オリジナル配合肥料『匠』
10㎏ 1,350円 20㎏ 2,600円

肥料を選ぶ際のポイント

 肥料を選ぶ際、迷うほどさまざまな種類の肥料が販売されています。今回は、3種類の代表的な肥料の特徴をご紹介します。

有機質肥料 原料:油粕、魚粉、豚ぷん、鶏ふん等

 ゆっくり効き効果が長く続くので元肥に向いています。注意点として微生物に分解される過程でガスや熱が出る場合があるので作付けまでに時間を空ける必要があります。

配合肥料 原料:単肥や化成肥料と有機質肥料を混合

 有機質肥料と化学肥料を理想的に混合し早くから効き始め、ゆっくり長時間にわたり効力を発揮します。

化成肥料

 化学的に合成された肥料で、成分を多く含んでいて早く効きます。化学肥料を使い続けると土壌が悪くなり、できるだけ有機肥料と併用をします。

施肥の際の適量とは?

 肥料は沢山あげれば育つものでもありません。かえって障害が出てしまい、最悪枯れてしまうケースもあります。量を簡単に量る方法の目安として1握り40ml(約40g)、シャベル山盛り1杯で3Lと覚えておくと便利です。

 栽培本をみると施肥量が載っていますが、化成肥料400g/m2と記載されていたら1m2に10握り分撒くと適量となります。値上げラッシュが続く中、肥料の価格も高騰しています。適切な量を使用し、環境保全のためにも無駄にならないよう使い切りましょう。

JA町田市のオススメ

 JA町田市では、混合堆肥複合肥料「エコレットシリーズ」をオススメしています。エコレットシリーズは、堆肥+肥料が一緒になった商品です。原料の一部に堆肥を使用しているので、コストを低く抑えられます。また、使いやすい粒状で、ゆっくり効いて微生物繁殖、地力アップ、作物の負担軽減等、高機能を備えていますので、ぜひお試し下さい。

エコレット808(8-10-8)
店頭価格1袋2,950円

 最寄りの支店でご購入下さい