品種選びと耐暑性を考慮して春ねぎ栽培しませんか
春ねぎの安定生産には産地に適した品種選びや栽培管理が大切です。
【春ねぎ栽培のポイント① 品種選び】
地球温暖化による平均気温の上昇や異常気象が発生する可能性があることから、品種の耐暑性は重要となります。また、夏の収穫期に多発する病害虫によって収穫遅れが懸念されるため、耐病性の高い品種を選び、適切な防除が求められます。
プロ向けのねぎ品種を紹介
夏扇パワー(サカタのタネ)
- 肥大のよい多収品種
- 在圃性が高い
- 湿害に強い
- 草丈が低く葉折れや倒伏に強い
- 軟白部と葉身部の色の境界がはっきりしている
夏扇4号(サカタのタネ)
- 太りがよく密植が可能
- 低温伸長性のある一本ネギ
- 土質を選ばず作柄が安定する 多収品種
- 草勢強く立性で葉折れが少ない
- 太さは商品価値の高いL〜2Lと秀品率が高い
- 耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強い
【春ねぎ栽培のポイント② 栽培管理】
地域に適した収穫時期と播種時期を厳守し、極端な早播きは避けることが重要です。注意点としては、アブラナ科の野菜(キャベツ、白菜など)とは相性が悪いため、混植は避けてください。
春から夏に増加する主な病害虫として、ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ、さび病、べと病があげられます。平均気温の上昇により、病害虫の発生時期が拡大する可能性があるので注意が必要です。病害虫の防除は農薬散布が主となっているので、地域ごとで病害虫発生予察情報等を得て、発生状況を確認し適切に防除することが被害減少につながります。また病害虫の発生を抑えるため雑草などを適切に管理することも重要です。
代表的なねぎの農薬
*価格はすべて税込み
[殺虫剤]モスピラン顆粒水溶剤
2,120円(100g)
コナガ、アブラムシ、アザミウマ、ハモグリバエ
〈使用時期〉害虫の発生前〜発生初期。5月が最盛期
〈使用制限〉7日前まで3回以内
[殺虫剤]グレーシア乳剤
2,650円(100ml)
アザミウマ、ハモグリバエ
〈使用時期〉害虫が発生しやすい7月中下旬
〈使用制限〉7日前まで2回以内
[殺虫剤]デルフィン顆粒水和剤
1,360円(100g)
ヨトウムシ
〈使用時期〉害虫の発生初期。特に8~10月に多発する害虫
〈使用制限〉収穫前日まで
[殺菌剤]アミスター20フロアブル
5,520円(250ml)
さび病、べと病
〈使用時期〉多湿、降雨が続く春先や梅雨時期の予防、病害の発生初期
〈使用制限〉3日前まで4回以内
