大切な農作物への獣害対策
1:獣害対策、3つの心得
近年、農作物への獣害(ハクビシン・タヌキ・アライグマ等)が増えており、対策が必要になっています。そこで、今回の営農情報では電気柵による獣害対策についてご紹介します。
- 収穫残渣(しゅうかくざんさ)などの餌場を作らない
- 隠れ場所をなくす
- 追い払う
2:電気柵の活用がおすすめ!!
光と音、匂いを利用した対策は短期間での効果はありますが動物はすぐに慣れるので、電気柵での対策がおすすめです。電気柵は動物の学習能力を利用した製品で、直接的な痛みをともなうため、動物が慣れることがありません。柵線に触れた動物に電気ショックを与え、危険だと認識させて圃場への侵入を防護します。一度電気柵に触れた動物は、その後電気柵へ近づかなくなります。
3:電気柵の設置について
設置作業時間 | おおよそ1時間~1時間半 |
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設置のタイミング | 作物の定植時期から設置 |
電気柵の電源 | 乾電池・ソーラー仕様の場合、コンセント不要 |
ハクビシン・タヌキ・アライグマ・アナグマ対策におすすめの電気柵のご紹介
3段(周囲100m)セット | 乾電池仕様 | 37,070円(税込) |
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ソーラー仕様 | 61,930円(税込) |
※100mごとに価格が変わります。
小型野生動物の特徴について
ハクビシン | アライグマ | タヌキ |
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木登りが得意で頭が入る所であれば、どんな隙間でも侵入することができ、民家の屋根裏などに住み着くことがある。雑食性で野菜、果物、木の実をはじめ、生ごみ・残飯・小さな哺乳類等、何でも食べる。 | 夜行性だが昼間でも行動することがある。穴掘りは苦手だが、5本の指を器用に使い獲物を取る。学習能力が高い。特に成獣は力が強く、重たい障害物を動かすこともある。糖度の高い作物を好むが、雑食でさまざまなものを食べる。 | 夜行性で主に夜行動する。足が犬に近いため、低木は登れるが高所は苦手。視野が良くないため、臭覚を使い獲物を取る。雑食性で野菜、果物、木の実をはじめ、生ごみ・残飯・小さな哺乳類等、何でも食べる。 |
設置や仕様について、詳しくはJA町田市各支店経済課へお問い合わせください。
鶴川支店 | 042-735-1514 |
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町田支店 | 042-722-2022 |
忠生支店 | 042-791-3111 |
堺支店 | 042-771-3151 |
南支店 | 042-850-5722 |