エダマメの栽培方法について
原産地中国のマメ科のエダマメ。未成熟な大豆を利用したのがエダマメになります。エダマメは、栄養成分や食物繊維が豊富で病気になりにくく、多くの品種があることから人気の野菜となっています。
土作り 土壌pH6.0を目標に土をつくろう!
植付け2週間前
苦土石灰1m2あたり100g散布し、耕うんする。
植付け1週間前
1m2あたり堆肥1kgと化成肥料100gを全面散布し、土とよく混ぜる。
注意事項
窒素過多に要注意!
窒素過多にしないように前作の残効を判断して施肥量を調整することが重要です。エダマメは肥料分が多いと株は立派に育つが実が付かないことがあります。さやのつきを良くするため窒素分は控えめにします。
13号(3-10-10)
20kg 2,610円(税込)
うね立て
種まき時期が早い早生・中早生品種は、マルチを敷いて地温を上げておく。95cmマルチに2条植え、株間20~30cmに植穴を開ける。
POINT
早生品種は栽培期間が80~85日と短く、晩成品種品より収量が少ないので密植にします。一方、晩成品種は栽培期間が100日前後と長いので、株も大きくなるため株間を広くとります。
種まき
① じかまき
深さ2~3cmの植穴に4粒まく。水分が多すぎると発芽が悪くなるので、雨の前は種をまかない。また、鳥による種の食害を防ぐため、不織布などをべた掛けするか防虫ネットでトンネル被覆する。本葉2枚の頃までに間引いて2本立ちにする。この時引き抜くと、他の株の根を傷めるので、ハサミで株元を切る。
② 苗作り
3号ポット(9cm)に3粒の種をまき、暖かい場所で管理する。初生葉が出たら2本に間引く。本葉が2枚出たら2本立ちのまま植えつける(セルトレー苗の場合、本葉が見えるまでに植えつける)。
苗を移植すると
豆がたくさん採れる
苗を移植すると花が揃って咲きやすくなり、実の入りがよくなります。春の早い時期にじかまきをすると低温で発芽しないことがあるので、苗作りがお勧めです。育苗すれば欠株が無く、早く作付けできて種の食害も防げます。地温が上がってから種をまく、中生~晩成品種は、じかまきが一般的です。
土寄せ
草丈が伸びる中生~晩成品種のじかまき栽培では、土寄せを2回する。
1回目
本葉2枚の頃に子葉の付け根まで土を寄せる。
2回目
本葉4~5枚になったら初生葉の付け根まで土を寄せる。
POINT
土寄せをすると、株の倒伏を防ぐほか、子葉の節から発根を促し収量を高める効果もあります。
防除
カメムシの被害が多いので、開花期から2回程度登録のある殺虫剤を散布する。防虫ネットでトンネル被覆も効果的。
スタークル顆粒水溶剤など
100g 1,300円(税込)
収穫
開花後30~40日、さやが膨らんできたら収穫する。収穫適期が短いので取り遅れに注意。
※掲載商品の価格は2024年3月時点の価格です。