農と食のこと

秋冬まき小松菜栽培と種まき作業効率が上がる資材

 小松菜はビタミン、カルシウム、鉄分を多く含む緑黄色野菜。特に冬どりは栄養価が高く、甘みも増し最もおいしくなる栽培時期です。

土作り 深く耕し、水はけを良くすることが大事。

栽培期間

 露地栽培では、冬まき(11〜2月)はトンネルやべたがけ資材で保温し、積算温度400〜500℃、約60〜90日で収穫できます。秋まき(9〜10月)は30〜60日で収穫できます。東京周辺ではほぼ通年栽培ができるのが特徴です。

おすすめ品種!!

「はっけい」(サカタのタネ)

畑の準備

種まき2週間以上前

 1m2あたり苦土石灰100gと完熟堆肥2〜3kgを施し、畑をよく耕します。

種まき1週間前

 1m2あたり化成肥料100gを施して、再度耕します。
 幅70〜80cmの栽培床を作り、畝に平行に条間15cm程度、深さ1〜2cmで、支柱を土に押し付けてまき溝を付けます。

種まき

 種が重ならないように1cmくらいの間隔でまき、5mm程度覆土して鎮圧することで、発芽が揃い、保水性も確保されます。

発芽と間引き

 3〜4日で発芽します。1回目の間引きは本葉1〜2枚時に、株間が3〜4cmになるように、また2回目の間引きは3〜4枚時に株間が5〜6cmになるように行います。

追肥

 2回目の間引きの後、株に肥料がかからないように1mあたり化成肥料20g程度を追肥します。

トンネルの被覆と管理

 トンネル内の温度は晴天日の日中には高い場合もあり、夜間は外気に近い温度になります。冬から春にかけては気温上昇期に当たり、温度が上がり過ぎないよう換気が必要です。

*資材は穴のないフィルムでは裾を大きく開けたり、開ける穴の数を増やしたりして、春に向けて徐々に換気量を増やせば、日中の高温は防げます。

*防寒・防霜対策として厳冬期に入って収穫する場合は、寒害や霜害から守るため、べたがけ資材(不織布など)またはトンネルで覆います。

収穫

 草丈20〜25cm程度で根を付けて抜き取り収穫をします。収穫が遅れると葉が堅くなり、厳冬期は葉の黄化等が出ますのでご注意ください。

種まき作業効率を高める資材紹介!!「種まき機ごんべえ」

ココがすごい!

種まきの一連の工程が一度にできる
 押すだけで土に溝をつけ、溝に種子をまき、土をかぶせ、鎮圧を行います。

ココがすごい!

ムラなくまける
 ベルトの回転によって一定の間隔で一定量の種子をまけるので、株間が平均的にムラなくまけます。(間引きの省力化)

ココがすごい!

あらゆる種子に対応
 別売りのベルトとカセットを交換すると、カブ等の小粒種子から大豆等の大粒種子まであらゆる大きさの種子を播種できます。

価格

型式:向井工業 HS-120EH
価格:50,900円(税込55,990円)

型式:向井工業 HS-130EF
価格:54,800円(税込60,280円)

お好みのサイズのベルトでご注文いただけます。農機センターにて、ご注文承ります!!